(注意)現実には状況は様々で、今回書いた内容と同じ状況になる事は、まれだと考えますので、一つの娯楽程度として読んでください。似た様な状況に於きましても、今回記述した通り行ったとしても、安全に回復できることを保証できません。各自皆様の状況に応じた、状況確認と分析、そして最善の選択と判断をお願いいたします。
状況
行き止まりの、舗装された細い道で、道幅はバイクの長さより少しあるくらい。
道路の両脇は20cm以上の段差で低くなっている。
行き止まりなので、バイクの向きを変える為、バイクから降りて、切り返しをしているとき、後輪が落ちてしまいました。
と言う状況です。
もう少し、状況を整理しますと、
丁度、折りたたんである、センタースタンドが道路脇のコンクリートの上に乗り、傷だらけ。
後輪は浮いていて、エンジンをかけても、空回りしてます。
またがって、エンジンをふかして、後輪がグリップできたとしても、今度は、前輪を落としてしまいかねません。
ソロなので、助っ人が居ません。
幸い、折りたたまれた、センタースタンドが、平らに支えてくれているので、手を放しても、バイクは倒れることは有りません。
ゆっくり持参したお茶を飲んで、気持ちを落ち着かせることはできます。
対処方法(センタースタンド頼み)
- 道路の傾き加減をみる。(傾斜が有る場合、今回の対処法は使えません。)
- センタースタンドで自立している状態でサイドスタンドを伸ばす。(サイドスタンドが伸びない場合、今回の対処法は使えません。)
- オートバイの背後に回り、握って持ち上げても、オートバイにダメージが出ない部分を探す。
- ゆっくり慎重に、オートバイを倒さないように持ち上げて、後輪を道路に戻す。
- サイドスタンドに荷重を預ける前後は力を抜かず、オートバイが前後左右に動かないように力をかけておいて、まずはブレーキをかける。
- 倒れないように気を配りながら、サイドスタンドで立たせる。
- 安全に自立する事を確認する。
- 本来の目的の方向転換を、どこかの時点で行う。
- 走行可能か?、オートバイのダメージの具合を確認する。ケーブル断線、チューブ断線、折損、緩み、歪み等。
- 走行可能か?、自身の状況を確認する。軽く体操などして異常が無い事。
- 忘れ物や落とし物をしていないか?。確認する。
注意事項
- サイドスタンドで立たせているときに、前に転がる力がかかると、倒れるので注意が必要。
- 全工程を通じて、失敗した時に身を躱せる場所が有る事を確認しておく。無い場合はやらない方がいいかも。
- 事前に手順を検討する。
- 頭の中で、何度かシミュレーションする。(自分の腕力、体力、俊敏さ、を念頭に置いて)
- 手袋や安全靴等、怪我を防ぐものを身に着ける。
- バイクへのダメージを想定して、予防策が有ればその対策をする。
- 孤立した状態で怪我までしてしまうと遭難になるので、無理せず助っ人を呼ぶ。
- 友人や家族に状況を説明するか、もしくは「もし戻らなければ、どこに居る」と知らせておく。