愛宕山、首なし地蔵さんからのルートでのアタックその一(断念)

2021年10月 某日 曇り 

(千葉にぬけた台風の影響なのか?、山に入ると、時折強風を感じました。)

このルート、メインのルートでは無いのかもしれません。

愛宕山登山と言えば、多くの方は、今回私が訪れたルートではなく、

清滝からのルートを登られる方が多いのかも知れません。

と言うことで、今回の私が断念して帰ってきた記録をメモしておこうと思います。

何十年か前に、連れて行ってもらったことも有り、

「うふっふふーっふん♪」的な感じで、気楽にお出かけしました。

以下のリストに上げた項目は、気象次第、補修次第で変化すると思います。

  • 数年前の台風などで、道が荒れていた。
  • 季節次第なの知れませんが、枯れ枝が落ちていた。
  • スクーターには厳しい路面が2箇所ほど(他に苔の路面、濡れた路面、砂利や砂が散乱する路面、降雨により、少し道がえぐれているところも等)
  • 徒歩登山者あり。
  • 首なし地蔵に至るまでの全ルートで自動車のすれ違いは厳しく、たまに有る退避所でのみすれ違い可能。もしここで渋滞でもしたら、終わってしまう。?(この日は珍しいことに、何故か対向車に出会わず。)
  • 木や雑草の枝が下がっていて、自動車の側面や屋根をこする箇所も数カ所あり。

首なし地蔵付近の登山口に至るまで、ライトを点灯し、たまに警笛を鳴らしながら、細心の注意を払って、徐行で到達。

「首なし地蔵さん」付近の「登山口」に到着したのは14時

「首なし地蔵さん」付近の登山口の看板を見て安心してしまい、

「首なし地蔵さん」を目視で確認せずに、進んでしまいました。

人の歩いた跡らしき明るい路面を進みました。

しかし、今にして思えば。

  • 人が歩いたのかも知れませんが、参拝者ではないかも知れません。
  • 動物が歩いた跡だったのかも知れません。
  • 最近の降雨による水の流れた跡だったのかも知れません。
  • 私と同じく道に迷った方々の跡だったのかも知れません。

途中、台風で折れたのか、2箇所の倒木があり、

苦労というほどでは無いにしろ、這いつくばったり、

濡れて腐りかけたヌルヌルの丸太をまたいだり、

厄介な思いをしながら超えて進みました。

そのようなことも有り、

首なし地蔵さんを確認していないまま、かなり歩いた事に気づきませんでした。

次に現れた試練は、「道が途絶え途絶えになる」でした。

道が、有るような、無いような、

あ!こっちかな?、そこ終わっているよね?、急斜面を下る?登る?

行く先が怪しくなり始めました。

そして、少し前くらいから、電波が途絶え途絶えになっていました。

ウロウロ、するのはまずいなと、周囲に目をやりました。

下るにしても、登るにしても、対面に崩れた崖の斜面が見えます。

おりて、その崖の斜面を登る? いやーそれはないだろう?。

二箇所の倒木を苦労して抜けた為か、「戻る」というのが選択肢から抜けていて、しばらく、半径、10mくらいの処を上下左右、ウロウロしてしまいました。

同行のメンバーから、「戻ろう」と言う提案がでました。

間違ったルートに入りこんでいる可能性は感じていました。

ここから、本当のルートに、どう戻るかを考えていました。

同行メンバーは「引き返そう」の意味で「戻ろう」と提案してたのでした。

地図を頻繁に使いすぎたのか、電池残量20%を切りました。

かなりの頻度で電波圏外にもなっていました。

ようやく「戻る」決心が付きました。

「二箇所の倒木」を苦労して抜けて、戻りました。

戻ってきて、ようやく、不意に「首なし地蔵さん」と対面しました。

そして、そこで、周囲を見渡すと、道が有ります。

確認のために、その先を歩いてみたいと思ったのですが、

小雨がちらついてきている事もあり、あきらめました。

せめて、首なし地蔵さん付近を見ておこうと、

半径10mくらいでウロウロしてみますと、道に、落ち葉が散っていて

最初に通った、明るい路面のルートより暗くなっていました。

人が歩いたであろう、明るい路面を辿って歩いたので、「首なし地蔵さん」の手前で道を間違っていた可能性が高いと思いました。

この付近では、電波も有りました。

今回、入山前に、神社に電話で、御札(おふだ)をもらえる時間とか、あれこれ聞いたりしていましたので、

「待っていただいたり」「心配していただく」と良く無いと思い、

「電話で何度かお尋ねさせていただいていた、○○ですが、本日は諦めて帰ります。」と電話で伝えました。

  • 時間的に余裕を見ていなかった。
  • 気象の確認が甘かった?
  • 雨具と飲水は持っていましたが、装備が甘かった。

  • 木の幹や枝が往路になくても、帰路の時点で有ったりしたら、帰れなくなりますから、鋸も持参すべきだったかも。
  • 紙の登山地図も有ったほうが良かったかも。
  • モバイルバッテリーも持参すべきでした。

「戻る選択」がおくれて、もしも遭難デモしたら、大変。

  • ホイッスルや笛も有ても良かったかも?

googleストリートビューで、「灌頂橋」から「首なし地蔵付近の登山口」で見ることが出来ます。

https://www.google.co.jp/maps/place/%E7%81%8C%E9%A0%82%E6%A9%8B/@35.0572466,135.6732267,3a,75y,308.61h,83.31t/data=!3m6!1e1!3m4!1s2_WHW0JZKDU8m0r4zt-1Hg!2e0!7i16384!8i8192!4m5!3m4!1s0x6001abe26be35e99:0xac096dc8d5e72fc5!8m2!3d35.0573509!4d135.6731137?hl=ja

ストリートビューの写真撮影は、数年に一度だと思います。また、風水害で、道路を通れない期間は、そもそも撮影が出来ないと思います。

そう言う事で、最新の情報は、行ってきた人に聞くしか無いと思います。

しかし、行ってきた人の翌日だから、絶対大丈夫ということもないと思います。

逆に、倒木や枝があったとしても、後日行ってみたら、撤去されていたと、言うことも、あるかも知れません。