自身の使用する機械の取扱説明書をよく読みそれに準ずる事が大切。
※以下の記載に付きましては、あくまで私の身の回りで見た時に下記の状況でした。と言うレベルですので、くれぐれも、ご自身の扱われる機械の取扱説明書に従って下さい。
農業機械には、様々な種類のものが有り、代表的なものを適当にリストアップしますと
- トラクター
- 耕うん機
- 田植機
- 稲刈り機(コンバイン)
- 草刈機(刈り払い機)
- 自走式草刈機
などが有ると思います。
そして、これらを動作させる為の燃料もそれぞれに機種により異なります。
燃料について ※あくまで私の身の回りで見た時に下記の状況でした。と言うレベルです。
トラクター | 機種による (ガソリン、軽油) |
耕うん機 | 機種による (ガソリン、軽油) |
田植機 | 機種による (ガソリン、軽油)ガソリンで動く機種が主流 |
稲刈り機(コンバイン) | 機種による (ガソリン、軽油)ガソリンで動く機種が主流 |
刈り払い機 | 機種による (混合ガソリン、ガソリン)混合ガソリンで動く機種が主流 |
自走式草刈機 | 機種による (混合ガソリン、ガソリン) |
混合ガソリンについての雑感
混合ガソリンを使用する機械として、私が一番に思い浮かぶのは「刈り払い機」で、その他、水田の溝切り機や、散布機、自走式草刈機などが思い浮かびます。
ガソリンと2サイクルエンジンオイルの混合比率は、概ね「25:1」か「50:1」のどちらかで、その他の混合比率を採用した機械に、私はであった事がありません。
除草作業で、刈り払い機を2台準備する事があったり、大勢で広い場所の草刈りをするような時に、混合比率の異なる機械が集まることが多いです。
燃料を準備する時に、どちらの比率の燃料をどれくらい用意すればよいのか悩ましくなります。
最近、混合燃料の販売コーナーに、25:1の機械でも、50:1の機会でも使用できます。と言う商品が陳列されていることも在り、それで必要量を準備すると、悩まなくて済みますので、助かっています。
指定された混合比率から、若干はずれていても、機械は動く事が多いのではないでしょうか?。
- 2サイクルエンジンオイルが薄すぎる場合、エンジンが焼き付かないか心配になります。
- 2サイクルエンジンオイルが濃すぎる場合、燃えかすがマフラーやエンジン内部に悪影響を出さないか心配になります。
上記のような心配は、あるのですが、25:1と50:1の中間的な値で混合ガソリンを作って動かしてみて、大きな影響を感じません。(あくまで、私が偶々出会った機械が大丈夫だっただけかも知れませんので、ご覧下さっている方々に置かれましては自己判断、自己責任で実施なさって下さいませ。)
※長期の保管や、放置をした場合、一般的には燃料の劣化が原因で機械の不調や故障に繋がると思いますが、中間的な混合比の場合に、燃料の劣化や機械の故障発生がどの様になるのか、試したり確認をしたことがありませんので、不明です。
混合ガソリンを自分でつくる時
下に2つの表「きっちり20リットル準備したい時」と「20リットルのガソリンで混合燃料をつくる時」を掲載しました。
ケースバイケースかとは思いますが、2サイクルエンジンオイルの計量がめんどくさいです。
偶々、自分が購入した20リットルのガソリン携行缶の最大容量が、20.5リットル入ると判ったなら、20リットルのガソリンに、0.5リットルの2サイクルエンジンオイル混ぜて、40:1の混合ガソリンをつくるのが、作業的には簡単だと思います。
ガソリンスタンドで、19.51リットル入れて貰うのも面倒な気がしています。
きっちり20リットル準備したい時
混合比 | 総量 | ガソリン | 2stエンジンオイル | ||
25 | : | 1 | 20㍑ | 19.23 | 0.77 |
37.5 | : | 1 | 20㍑ | 19.48 | 0.52 |
50 | : | 1 | 20㍑ | 19.61 | 0.39 |
40 | : | 1 | 20㍑ | 19.51 | 0.49 |
20リットルのガソリンで混合燃料をつくる時
混合比 | 総量 | ガソリン | 2stエンジンオイル | ||
25 | : | 1 | 20.8㍑ | 20 | 0.80 |
37.5 | : | 1 | 20.53㍑ | 20 | 0.53 |
50 | : | 1 | 20.4㍑ | 20 | 0.40 |
40 | : | 1 | 20.5㍑ | 20 | 0.50 |
作り方としては、とりあえず、ガソリンがXリットルあるので、これでN:1の混合ガソリンをつくるなら、
必要な2サイクルエンジンオイルはXをNで割った値(X➗N)リットル必要なので、その量を計量して混ぜる。
と言うやり方が簡単だなと思っています。
混合ガソリンをつくる時、充分に混ぜる作業はそこそこ大変
20リットルのガソリン携行缶を満タンにしてしまうと、混ぜる作業で苦労します。
棒か何か突っ込んでかき回す必要が生じてしまいます。
満タンになった携行缶を振り回しても撹拌は進みにくいと思います。
混合ガソリンを作るのに空気も必要
20リットルのガソリン携行缶で混合ガソリンをつくる時、15リットルのガソリンに、2サイクルエンジンオイルを0.4リットル加えると37.5:1の混合ガソリンが15.4リットル作れます。そしてその場合空気は少なくとも、4.6リットル以上入っていますので、重たいガソリン携行缶を振り回した場合、携行缶の中でジャバジャバかき回され、まざりやすくなります。
混合比 | 総量 | ガソリン | 2stエンジンオイル | ||
25 | : | 1 | 15.6㍑ | 15 | 0.60 |
37.5 | : | 1 | 15.4㍑ | 15 | 0.40 |
50 | : | 1 | 15.3㍑ | 15 | 0.30 |
40 | : | 1 | 15.38㍑ | 15 | 0.38 |
混合ガソリンは、不必要に大量に作らない
どうしても、個人で混合ガソリンを作って利用する場合、ゴミや埃やあれこれが混入するタイミングが多いと思います。そのような不純物が混入している燃料を長期間保管する事は好ましくないと思います。
個人の場合、燃料を長期に渡り保管している場合、それを使用する機械も長期間使わずに保管してあることが多いのではないでしょうか?。
ついつい使いっぱなしで、いつの間にか長期保管になってしまった。と言う状況で、長期間の保存になってしまった燃料を使って始動させるのは、始動不良に遭遇する危険が有ると思います。
燃料の劣化が原因か、機械の整備不良が原因か、判断が難しくなってしまいます。
個人で行う、長期間の保管に耐える、混合ガソリンの作り方を私は知りませんので書くことが出来ません。
作業機械の長期間の保管は、それぞれの取扱説明書に従うことでできると思います。
機械を長期保管する場合に燃料タンクの燃料は抜いておくべきか、満タンにしておくべきか?。
トラクターを長期保管する場合に燃料タンクの燃料は抜いておくべきか、満タンにしておくべきか?。
刈り払い機を長期保管する場合に燃料タンクの燃料は抜いておくべきか、満タンにしておくべきか?。
私が農業機械を半年又は1年保管する時は、キャブレターの内部のガソリンを空っぽにするようにしています。
具体的はに、保管場所に運び込んだ跡、燃料コックを締め、キャブレターにそれ以上燃料が流れ込まないようにしたあと、キャブレター内を空っぽにするために、エンジンをアイドリング状態で回しておきます。数分後キャブレターの内部のガソリンを使い切ったらエンジンが止まりますので、そのタイミングでエンジンのスイッチをOFF(停止)にしています。