日別アーカイブ: 2021年7月2日

「うずら」雑感(現時点における、私的見解)

何百年も、何世代にもわたって、人に飼い慣らされたからなのかなぁ?

と言う疑問を、私は持つようになりました。

それと言うのは、

現在私と伴に暮らしている、うずらさん達は…。

食べられないなら、休憩していてもいいのに、無理でもついばんでいる。

影に隠れてそっと見ていると、普段の鶉さんたちは、思い思いに休憩していたり、寝ていたり、食べていたりして、気ままに暮らしています。

でも、私が飼育箱を覗き込みますと、行動が変わります。

私に気づいて、慌ててみんな、餌をついばみ始めます。

逃げようとしたり、大慌てして、騒いだりするのではなく

勤勉さをアピールするかのように、

みなさん、コツコツと、餌をついばみます

お腹が減っていない時など、ついばむふりをしながら、餌を飛ばしています。

野生の鶉は、そう言う行動をしないのじゃないかと思います。

想像ですが、

家禽農家の経営の視点から見た場合、

餌を食べないで衰弱したり、成長が遅かったりする個体は、養鶉農家の経営を考えるなら、間引きの対象に成るのじゃないだろうか?。

とか思ったりします。

間引かれずに、現在に血脈を伝えているのは、つまり、間引かれない行動をしたうずらさんの子孫だからなのかも。とか思ったりしています。

大人になったうずらさん達の場合

私が見ているのを察知すると、

雄鶉が雌鶉を追いかけ回します。

雄鶉4羽、雌鶉3羽なので、余った雄は、走り回るつがいを、追いかけたりしています。

そして、雄鶉も、雌鶉も、結構ボロボロに成ったりしていました。

卵は、多い時で4個、少ない時は一個か0個ですが、頑張ってくれているようです。

確かに、毎朝のお掃除の時、卵が無いよりは、卵がある方が嬉しいですよ。

でも、寿命を縮めてまで、そんなに、頑張らなくても良いですよ、

と言う気持ちになったりします。

卵から孵って、人に育てられたとは言え、人間の監視下で申し分無い動きを見せるなんて、野生の習性じゃないでしょう。

家畜化されたから身についた習性なのじゃないの?。と、思えて仕方ありません。

野生の習性が残っている部分もあるようです。

完璧に閉じられた衣装ケースの中で生活しているのに、猫を怖がります。鳶の「ピーヒョロロー」を聞くと、声を立てず、身動きしません。

虫を与えたら、人になつきました。

ミルワームや、丸ムシ、蟻、などを与えた処、なつく個体が居ました。

一羽で飼っていた、雄(生後3ヶ月)は、つがいの雌をなくして、寂しそうにしていたのですが、先々週に、丸虫や蟻を与えてみた処、突然なついてくれました。

とても、なついて、寄ってくるようになりました。

衣装ケースで飼っていますから、近寄ると言いましても、衣装ケースの中から出られませんので、私の方の壁を突いて騒いでいるくれます。

手を入れると、私の手や指を、痛いぐらいに突いてくれましたので、当初は、もしかすると、縄張りの侵入者への威嚇行動かも知れないと思ったりもしました。

でも、最近は手に乗ったり、指の間を潜ったり、愛情いっぱいの行動をしめしてくれますので、なついてくれていたのだと思っています。

雌鶉の一羽飼いは、まだ、した事がありませんので、経験値を持っていません。

雌の鶉は、もともと、おっとりしている個体が多いように思います。

鶉を集団で飼っている場合、雄に手を伸ばすと、さっと逃げてしまいますが、雌の鶉はおっとりしている個体が多くて、やんわりと手でつかむことが出来ました。

今回とてもなついてくれた、雄の鶉の様に、雌の鶉も情熱的に人間の手にじゃれてくれるか、それは今の時点ではわかりません。

最近は虫をもらっても、さんざん突いて動かなくなったら、汚そうに嘴を藁で拭いて、水を飲んで、一仕事終えた感じで休憩に入りますので、虫なら何でも良いと言うことではなさそうです。

糞が問題

鶉が卵から孵ってからの飼育環境として、床に「籾殻」「藁」「かんなくず」など使ってみましたが、糞が粘っこく、ヒヨコの足にセメントの様に、こびりつき、じわじわとヒヨコの活力を奪っていきました。

具体的には、ヒヨコの足の指が折れる、指がもげる、痛みでびっこを引く、そう言う個体が何羽か出てしまいました。

大人に成る過程で、セメントのようにこびりついていた糞(糞と餌と床に巻いたもの)が砕けて、元気に大人に成る個体も有りました。

しかし、寒くて、おしくらまんじゅうのように群れた時に、体制を立て直せず圧死していたり、ひっくり返ったまま、起き上がれず、長時間人間に気づいてもらえないと、疲労困憊で力尽きてしまったり、飲水に落ちて体温を奪われて力尽きていたりしました。

糞が問題は、床の構造を考えなおすべきなのかも知れません。

羽ばたいて飛ぶ個体をみたら、真似を始める。

毎日、朝夕、ケースからケースに鶉を入れ替えていた集団は、暴れて羽ばたきながら、ケースに着地する個体があって、それ以降、積極的に羽ばたいて自発的にケースから逃げる個体が沢山発生しました。

ケースの掃除の時に仕切り板を入れて、ケースから出さないようにして、半分ずつケースの清掃をするようにしてから、自発的に羽ばたいて逃げる個体が出なくなりました。(今の処)

大集団で、越冬出来る環境の模索

そろそろ、冬を見据えて対策検討に入らないとと思っています。

梅雨は、雨風をしのげれば、乗りきれると思います。

夏の猛暑は日陰と送風換気で、乗り切れそうです。

台風も期間は数日ですが、厄介な問題です。

そして、10℃を下回る寒さの越冬は数カ月。

うずらのプロじゃないので、判らないことばかりです。

私が飼育しているうずらさんのルーツについて、正確に把握しておりません。

並うずら、姫うずら、ヨーロッパ原産のうずら、交配・品種改良、交雑など、どのような経緯を持つ、うずらさん達なのか?。

見た目から、姫うずらではない様子ですが、・・・。

ずっと、まだら模様の卵を産んでくれていましたが、

一昨日、緑色の模様なしの翡翠色の卵がありました。

昨日は、薄茶色の無地の卵がありました。

どこかの第三者が、その卵を置きに来たのか?。

私が飼育する鶉さんが本当に産卵したのか?。

よくわからない。

と言う事で、ここに記述しました雑感は、私の飼育する、ルーツ不明の鶉さんの行動を観察した結果ですので、みなさまが飼育なさっている、鶉さんにも該当する部分があるかどうかは、皆様方のご判断でおねがいします。