Linux で Stellarium という星空シミュレーションソフトを動かしていまして、シミュレーター上で、あれこれ人工衛星を追尾していました。
ふと、ひとつの人工衛星をクリックした時の人工衛星の名前が「Molniya何とか」というロシアの人工衛星でした。
Googleで検索しましたら、人工衛星のモルニア何とかと言うシリーズでした。そして、衛星軌道の名前としても、モルニア軌道と言うのがあると書いてありましたので、YouTubeで検索してみました。
”https://www.youtube.com/watch?v=5bSVxHEBx8Q” とか
などがヒットしました。
さらに、「衛星軌道」でYouTube検索しますと、
”https://www.youtube.com/results?search_query=satllite+orbits” とか
”https://www.youtube.com/watch?v=qZZXhJJqZEA” とかがありました。
現在どれくらい人工衛星(デブリを含む)が飛び交っているのか等について判り易い映像もありました。
”https://www.youtube.com/watch?v=9cd0-4qOvb0”
ちょっと、驚いてしまいました。
制御可能な人工衛星の数もさることながら、制御不能な無数の部品のかけらとなったゴミのおびただしい事。
現在の私達の生活は、電気/ガス/水道/通信/運輸その他多くのサービスが存在して、やっと成り立つものです。
これらのサービスを提供してくれる設備の劣化、故障、停止はサービス中断に発展するリスクを伴います。
運輸では船舶や航空機さらに自動車や人に至るまで位置情報や、GIS情報を取得するのにGPS衛星に頼っています。
放送や通信に、通信衛星は欠かせません。
作物の成育を上空から見るのにも、気象予報にも人工衛星は必要です。
このように人工衛星は生活インフラに深く関与するようになりましたので、人工衛星の安定運用はとても大切な事のようです。
そのため現在の生活水準を維持するのに、インフラの維持と管理は必要不可欠な事です。
道路交通管制においては、信号機などで制御ができると思えますし、航空管制や船舶管制は、意志を持ち話のできる機長や船長、パイロットに、依頼することで制御できるのですが、意志も持たずに只飛び交うゴミを相手に宇宙管制はどうすると良いのか?とか、問題は大きいようです。
今後解決して行かなければ、ならない、様々な課題を抱えた、エネルギー、原子力、宇宙開発。
そして、それらの課題解決を将来後背負ってくれる未来の若者たち。
それは、現在の子供達たち。
人工頭脳やAIに頼るのは悪いことでは無いけど、無条件に頼る事は良くない。とか、そういう主旨の文章をよく目にしますので、そうなんだろうと、私も思います。
どのような時も挫けずに、解決策を求める、精神を持つ良い若者が現れる事を期待します。
いまから、40年前、電卓が一般に普及しだして高校生も買ってもらえるようになった時代、マイコン(TK-80等)がで出した時代は、関数計算はつらかったのですが、今という時代は一昔前の大学電算機センター並みの演算性能のPCが普通に買える時代になりました。
わたしの高校1年生時代に存在した大学電算機センター数箇所分の性能を、今の学生さんは一人占め出来るんです。
ぜひ数学と物理の習得に役立てて頂きたいですし、世界の同世代の人達とも活発にコミュニケーションをして、お互いの向上を目指していただければと思います。
さて、若い頃に、私は先輩から「君はOS関連で行くほうが良いと思うんだ、アプリケーションチームは個性の強いメンバーが多いし、そこで苦労するより、仕様変更の少ないOS系は比較的穏やかなのでね。それにアプリケーションチームは、この仕事が終わって、次の仕事になれば、また最初から要求仕様を学び直さないといけないけど、OSはシステムが変わっても似たようなものだし、そう言う意味ではツブシが効くから有利だよ。」と言うような主旨の助言をもらった事があります。
今の時代に、それが当てはまるかどうかは判りませんが。
TRONって言う道もあると思います。
TRON OSに精通したエンジニアさんってWindowsやLinuxやUNIXに比べると数が少ないと思いますので、これからの若いエンジニアさんが、TRONにも精通してます。なんて言ったら凄いと思います。