パソコン類のドキュメントの思い出

ずいぶんと昔、インターネットが世間に出回るより以前、電子掲示板(BBS : Bulletin Board System)で、オークションに出ていたパソコンを落札しては買いに走っていました。

ある日、IBM PS/2 model60 のセットを落札しました。当時5万円くらいは支払ったかも?。一応フルセットマニュアル付きで、トークンリングのLANボードも付けて、そのお値段だったように思います。トークンリングのLANを持ち合わせていない私には、トークンリングのLANボードは無用の長物で、後で希望者を別途募って、お譲りしたと思います。捨ててはいないと思います。

そのフルセットに付属していたマニュアルがずいぶんな充実ぶりでして、オール英語しかも、かなりのボリューム。と言うものでした。

このマニュアルをペラペラとめくってみて感じたことは、日本とアメリカの違いと言うか、国土の広さの違いを感じました。

日本みたいにサービスマンが駆けつけられる場所に販売されるとは限らない遠方にまで販売した後の事を考えてか、故障診断DISK(DIAGNOSTIC DISK)とか、故障パーツの切り分け手法とか、故障パーツの発注に関する型番リストとか、遠隔からのOS状態修復サービスとか、かなり具体的な図入り解説でかかれていました。

このPS/2は、Intel 80386DXというCPUを搭載し、さらに、ありがたいことに80387DXと言う数値演算コプロセッサまで搭載されていて、新品で買えば100万円は越えそうなセットだったと思います。でも、時代は既に80486とか80486DX4の時代になっていまして、落札したPS/2のケースを開くと、カステイラのように変質したスポンジがボロボロとこぼれて落ちてくる有様でして、どんな環境で使われていたのか?と、思いました。普通コンピュータは大事にクリーンルームとかそれなりの環境で使うと思うのですが、タバコのヤニが内部にまで及んでいて、結構過酷な環境で稼働していたと思われました。

ケースを開いてまず,目に飛び込んでくるのは、かなり大きなDISK。※こちらの方のページに該当の部分の写真がありました。

落札購入、そして、自宅に到着した後、接続をしまして、通電確認。ガラガラ音を立てながらOSが起動する様子をまったりと眺めていました。何の変哲もないWindows 3.1が起動しまして、スクリーンセーバーの桜吹雪を眺めながら、買ったのはいいけど、この後、どうしよう。と。

以前のオーナーさんがインストールしていたアプリケーション類は一切なくて、クリーンインストールされたWindows3.1のみ。そうだ,思い出した。トークンリングのLANボードは、イーサーネットのLANボードと等価交換してもらったような気がします。でも、でもPS/2は消費電力が結構大きいので、その後、セット全部まるごと誰かに譲ったと思います。

次に落札したのは、SOTECのWINBIRDシリーズでした。消費電力の少ないノートパソコンの中古です。何せ古い初期タイプの機種でして、搭載メモリーが4Mバイトだったのを8Mバイトに増設したと思います。CPUはIntel 80486sxだったと思います。別々のオーナーさんから1台ずつ、合計2台買ったと思います。白黒のノートは、ジャンクを欲しいという人に譲りまして、カラーの1台を残しました。つい数年前まで、でも7年ぐらい前になりますけど、それまでは動かしていました。Linuxを入れて、あれこれLAN実験に使っていました。

また、大阪のデジタルドラゴンと言う中古パソコンショップで、NECのMATEシリーズのノートPCを買いまして、128Mバイトメモリーを256Mバイトメモリーに増設してもらって、これは、Linuxいれて、メール受信専用に使っていました。

時期は忘れたのですが、宝塚の高級団地にお住まいのオーナーさんが自作したというDOS/Vパソコンの中古を買い受けに行ったこともありました。これのCPUは80486DX で、そこそこ高性能でした。XFree86の動くLINUXで普通にUNIX系OSの勉強に使ったと思います。これは,友人に(無理やり?)譲りました。

JR堺東駅にSOFMAPが入っていた時代は、通勤帰りにちょくちょく立ち寄っていまして、中古PCをかなりの数買いました。ちょくちょく立ち寄るメリットとして、入荷直後の中古PCとの出会いがあります。同一機種が20台とか入荷する場合、時間が経過するほどに良い品物は減って行きますから、入荷したその日に、物色できると言うのがメリットでした。

時間軸的には、かなり戻るのですが、神戸の三宮に、PCパーツ輸入販売のマーカンテイルと言うショップがありまして、わざわざ出かけて行って、NE200互換のLANカードを買いに行った記憶があります。1万円位だったと思います。そのカードの説明書には、MACアドレスを書いてあるROMの説明と、TFTPをするときのROMに関する説明があったと思います。made in china の製品だったと思うのですが、定かではありません。

さらに時間軸上で過去に戻ると、DOS/Vパーツ購入ツアーと言うのもあったと思います。パソコン雑誌で読んだだけですけど、九龍城にパーツを買いにいくと、パーツ代が安く済むので、旅行代金が浮くとか。そういう時代だったと思います。あ、こちらの方のページで紹介されていますね。

この時代と言うと、私はBBSで、あちこちの掲示板を読む巡回をやっていました。インターネットはまだ、一般には、出ていない時代で、自宅でLANをやるのに神戸三宮のマーカンタイルにLANボードを買いに行きました。

自宅LANで、複数PCを継いで遊んでいて、Windows 95の入ったパソコンからアナログ電話回線で、ダイヤルアップして、nifty等のBBSにログインしている時代でした。そして、niftyがダイヤルアップPPPに移行するということになり、ダイヤルアップPPPでインターネット閲覧(WEB閲覧)を始めたのがその後になりまして、せっかく自宅LANを敷設しているんだからと言うことで、Windows95のインターネット共有機能を使いまして、そのWIN95マシンをルータ化?(ルータのような位置づけに)してLAN上の他のPCからネット閲覧をしたりする遊びをしていました。

(Nifty)

アナログ回線

Win95マシン modem (ダイヤルアップPPP)

Win95マシン インターネット共有機能

Win95マシン LANカード

自宅LAN (10BASE-T 馬鹿HUBスイッチングHUBじゃ無いタイプ)

他のPC

この様にして、中古マシンを買い漁り、中古屋新品のパーツを買いますと、マニュアルなどのドキュメント類がたまってきました。のですが、かなり捨てました。

これで、終わるのも寂しいので,もう少し書きます。

UNIXは、そもそも、Multicsの反省を基に、AT&Tの研究所に転がっていたDECPDPと言うマシンに実装された。と言う事で、PDP関連の技術資料とかPDPのその後の愛称のVAXとかでドキュメントを見ると古い資料ですが、勉強にならないこともないのです。

DEC(Digital Equipment)は、パソコンメーカーのCompaqに買収されました。

そして、CompaqとHP(Hewlett Packard)は合併しました。

となると、そもそも、DECが持っていたUNIX関連の技術は、現在HPにあるということになるのでしょうか。

そこで,改めて、DEC VAX関連ドキュメントを検索しますと確かにHP社のサーバーも幾つかヒットします。

上記以外で、VAXのUNIXで検索するといろいろ検索されます。

DECのUNIXの入門編の冊子をチラ見させて頂いたことがありますが、わかりやすい書物だったと思います。

今でも読む事が出来れば、UNIX初心者の方には、勉強になる本だと思います。

あれこれ検索していて、こちらの方のページに行き当たりました、すごい方のようです。リンク貼らせていただきます。

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