オーディオ

小学生の頃、友人のお家に遊びにゆきますと「セパレートステレオ」なるものが置かれていました。

私の家にも、レコードプレーヤーは有りましたが、ネットに写真が見当たりません。どちらかといえば、軽いタイプで、こちらのページに掲載されている写真のようなタイプだったと思います。

そんなにレコードもなくて、

「琵琶湖周航の歌」「池袋の夜」「1枚のレコードに複数曲入った童謡」

などが、ありました。

ラジオはおじいさんが真空管式ラジオを1台持っていました(おおざっぱにこんな雰囲気のラジオでした)、家にあったTVも真空管式でしたが、ネット上に写真が見当たらなくて、このかたのページに掲載されているTVみたいに足の生えているテレビでした。

小学校から中学になる頃、私が手にしたトランジスタラジオはSHARPのMINI BEARでした。

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※[AM]のテプラは自分で貼りました。

高校の頃、我が家にラジカセが来ました。母親がブラザーミシンの何かの会員で、ミシンじゃなくてラジカセを買ったのですが、形からして、多分SANYOおしゃれなテレコです。

 

就職してから、ステレオを半年にひとつぐらいのペースで、買い集めたました。

レコードプレーヤー

FM/AMチューナー

プリ・メインアンプ

カセットデッキ

CDプレーヤー

スピーカー

より良い音で聞くには、コンセントのアース側を合わせると良い、というのをオーディオ関係の雑誌で読んでやっていました。

レコードプレーヤーと、チューナーの2つは今も動きます。スピーカーはエッジと言われる部分が劣化して外れてしまっています。湿度の多い環境に長年おいたのが良くなかったようです。CDプレーヤーとカセットデッキも湿気と埃で動作不調です。たぶんゴム類がダメになったと思われます。最後にプリメインアンプは、夏場の引っ越しの時に、私の汗が内部に入ってしまい、引越し後通電確認をしましたら、一瞬火を吹いて、その後通電できなくなりました。

7年ほど前、自作で、D級アンプのキットを作って鳴らしていました。

当時、「Tripath TA2020」と言うデジタルアンプ用ICがすごい性能らしいと言う話題をネットで読んでいまして、じゃぁ私も、と言う事で大阪日本橋かどこかでキットを買ってきまして作りました。電源ですが、電源は、可変電圧安定化電源を、以前から所有していましたので、それを使いました。

ステレオというより実験中基板の野ざらしみたいな雰囲気でしばらく鳴らしていました。

この頃私の音源は、ケンウッドのポータブルCDでCDを聞くとか、シャープ MD-MT77-AでMDに録音した音楽や自分で録音してきた、音の風景を聞くとかでした。

そんなにCDを持っていないのですが、「涙そうそう」とか「Aswad – Shine」とか「madonna evita」とか「NHK特集ルーブル美術館のテーマ曲」等を聞いていたと思います。

そして、ソーラーパネルで発電して、自動車用鉛バッテリーに充電し始めた頃なんですが、ステレオを聞くのに電源が変わると音が変わる、とくに自動車のバッテリーでステレオを駆動すると音が良い。というネットの話題に触発されまして、やってみた処。なかなか良い感じでした。(耳が悪いので気のせいかもしれませんけど)。しかし、アパートで大音量で鳴らすなんて、できませんから、人の居ない山間部のグランドで、こっそりと、または、山間部の公園の東屋でこっそりと、大音量試験(ぜんぜんこっそりとにならない)を敢行すべく、計画をねりましたが、自動車用バッテリを持ち運ぶのは無理と諦めて、12Vの電動ドライバー用バッテリー(ニカド:ニッケルカドミウム電池)で試してみました。聞いてみた感じは、なかなかいいかんじでした。

機材は、ポータブルCDと、自作デジタルアンプと、自作スピーカー(15cmフルレンジで組んだバスレフ)と、電動ドライバ用ニカド電池(12V)でした。

市販ステレオは、AC100V電源で動く製品ですから、バッテリーで駆動するには、電源回路を分解改造する必要が有り、出来ません。またバッテリーをAC100にインバーターで昇圧したとしても、濁ったAC100にしていては意味がありません。と言う事で、電池で駆動できる音源とアンプと言う組み合わせになりました。

デジタルアンプの出力はMAX20Wで、ステレオだから20W+20Wだったと思うんです。小さいでしょ。小さいアンプなのに、大音量にした時に「ふらつかない」「いきぎれしない」「われない」「音が澄んでいて濁らない」と、そんな印象を受けました。どう表現するといいのでしょう、騒音になることがなくて、くっきりしている。スッキリしていて、明瞭である。

変な言い方ですけど、騒音にならないんです。

でも、スピーカーから離れていくと、だんだんと、騒音に聞こえてきました。

15cmのスピーカーでは、コンサート会場みたいには出来ないとわかりました。

電池が十分な電力を供給できているのと、デジタルアンプICが良いのとで、いい音になっていたんだろうなと思います。そう言うふうなことをネットで書いている人がおられましたので、そうなんだろうと思います。

自作独立型ソーラーに、真面目に熱中すると、蓄電についてあれこれ考える事になりますので、電池の種類と特性について思いを馳せないでは居られなくなると思います。その心は、小さいパネルで一生懸命発電させても、電気がたまらないのはなぜ?と言う疑問と壁にぶつかるからなんですが、鉛蓄電池は安いし大容量何だけど、瞬間なら大電流を取り出せるけど、コンスタントに大電流を取り出そうとすると壊れるかもしれない。とか充電についても、チュルチュルといくらでも電気を流しこんで充電できるのかといえば、そうでもなくて、電極の電圧が徐々に上昇してきて、電解液の比重で見る充電完了率に至っていないにも関わらず、直ぐに電極電圧は印加限界電圧に到達してしまい、更に電圧が上がれば電極が劣化するので、一旦充電を止めて、電極電圧が規定値まで下がるのをみて、また電圧を印加するような、送り込む充電電流の制御をしてあげないと、いけなくなるとか、放電について、電池の容量を表す105Ahとかは、5時間率なのか20時間率なのかとか、結構面倒で、深放電する使い方にはディープサイクルタイプが必須とか、個体電池でもニカド、ニッケル水素リチウムイオンリチウムイオンポリマーなど、内部に貯め込むエネルギー密度や構造に応じて、特性が異なるなど、その他、大電力蓄電設備にはどう言うものがあるんだろうか?とかそう言う方向性の趣味。

あと、A級アンプ、B級アンプ、AB級アンプ、C級アンプ、D級アンプと呼び名があるらしいのですが、A,B,ABがアナログアンプで、Dはデジタルアンプで別物、Cは高周波で使うものらしく、オーディオとは関係がなさそう。

D級アンプは、デジタルだから、サンプリングして、シャノンの定理による標本化と量子化をして、掛け算など演算処理でもしているのかと、当初思ったのですが、全然違いました。

どっちかというと調光器トライアックとかのようなPWM制御っぽい事をしているみたいです。

A-D変換、D-A変換における理屈について、いろいろ難しい計算式が出てきますが、さっぱりわかりません。でもなんとなく「シャノンの標本化定理に基づく標本化と量子化を行い、デジタル符号に治すこと」と、「アンプでの増幅などで行われるデジタル処理(PWM風?)」の違いは、わかります。前者は符号化しそれを復号化しますが、後者は符号化も復号化もせず、時間軸制御に置き換えているのですよね。多分。

多分、「デジタルの符号化を伴うデジタル処理における出力のD-A変換は電圧が変化」し、「PWM制御におけるデジタル処理は電圧一定で、時間軸を制御してエネルギー量を変えている」のだろうと思います。

シャープの1ビットオーディオについては、シャノンの標本化定理を習っただけだと多分理解できないのですよね。

Tripath TA2020って開発元メーカーが倒産したあとも、いまだに出回っているとか、後継チップが出ているとか、面白いICのようです。

 

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