日別アーカイブ: 2022年9月2日

稗除去作業で、映像と音の世界を思う

稲刈り鎌で、稗を刈り取る時の音

稗を「金属で出来た稲刈り鎌で刈り取る時」に静かですが音がします。

その音を文字にするなら、稲とこすれるときに、かすかに「シャキーン」みたいな音がしていたり、

一般的に刈り取るときは「サクッ」かな?、そんな音がします。

チャンバラで聞くような音がします。

私は、映画やテレビで出ている音を信じ込んでいるのですが、

実際にチャンバラをしているシーンを目撃したことがないので、その音が正しいのかは判りません。

映画やテレビの人は、本当のチャンバラを見たんだろうか?と言う疑問と、

映像に後付する音源として、音を何処から採取しているんだろう?と言う疑問が有ります。

もしかしたら、稲刈り鎌で稲穂や稗を刈り取る音を録音して使っているんだろうか?

今時ならシンセサイザーで合成音をつくっているのかな?とか思ったりしています。

稲刈り鎌を使っている時、何度も、そんな考えが浮かんできたりしますが、

関係者の方に教えてもらうとか、そこまではしていません。

ちなみに、少し話はそれるのですが、

鎌と一言に言っても、色々な種類が有ります

なめらかな刃の草刈鎌ではなく、鋸のような刃の稲刈り鎌の出す音です。

稲刈り鎌で刈り取る時の音で時代劇のシーンを連想しちゃいます。

鎌の柄の形(円筒の柄が多いのに驚きました)

今回の投稿を書く中で、稲刈り鎌を使用するときの音が含まれた映像をネットで捜したのですが、

見つかりません。自分で撮影すれば良いのですが、めんどくさいし。

それで、あれこれネットを見ていて、ふと気づいて、驚きました。

それは、鎌の柄の形状です。

現在の鎌の柄の形状が、円筒だったんです。

稲刈り鎌の柄の先端付近の部分(小指が当たる付近)は

突起が付与された形状になっているのが当たり前だと思っていました。

ネットで紹介されている、多くの鎌の柄の先端は単なる円筒のものが多いのに驚きました。

私の身近な記憶や、

古くなって使えなくなったのに捨てずに残っている昔の鎌の柄の先端部分は

小指を滑りにくくするための突起部分が形成されています。

例えば、https://www.shichifuku-tool.jp/item/4985055100089/ で紹介されている鎌。

こちらの鎌は、柄の先端部分に、小指の滑り止め用突起形状が形成されています。

私の家に残る昔の鎌は、もっとしっかりと形成されたものが多いんです。

なぜ、円筒なんだろう?。

この疑問について、調べたり、確認をとったり、していませんので不明です。

ホームセンターには、突起の形成された鎌が販売されていますが、割高な価格設定です。

先端が円筒形の稲刈り鎌は、100円ショップに並んでいることも有り比較的安いです。

と言う事は、安く製造できるからでしょうか?。

鎌の使い方が変化したの?

父親達の昭和の時代は、家族や親戚総出で稲刈り。

しかも、早朝から夕暮れまで、稲刈り。

恐らく、指には、蛸が出来たり、血豆が出来たり潰れたりしたんじゃないでしょうか?。

平成から令和に時代が変わり、稲刈りは、コンバイン。

鎌で稲刈り作業をしなければいけないシーンは何時間だろう?と考えると、

コンバインが苦手とする部分を、ちょこちょこっと鎌を使って処置するだけの事が多く、

1時間もぶっ通しで使うなん事は、とても稀なんじゃないかと思われます。

数年前の長雨の後の記憶

長雨の後、コンバインが難儀する事が有りました。

仕方なく、広範囲の稲を、手で刈り取らざるを得ない事が有りました。

柄の先端が円筒形の鎌を買ってきた私は、年老いたおばさんに追いつけませんでした。

鎌に不慣れだということも有りましたが、先端まで円筒形だと、引っ掛かりがなく、

小指に力を入れておく必要がありました。

状況的には、長雨のあと、ぬかるんだ水田、

稲は湿っていて、刈り取り作業をする手も泥だらけ。

そのような状況なので、小指だけに力を入れていても、滑って、抜けるので、

人差し指、親指、中指、薬指全部の指に力を入れておかないとダメでした。

腕が疲れて痛くなり頻繁に、休憩を入れる必要がありました。

でも、それが当たり前だと思っていました。

疲れ知らずで刈続けるおばさんたちに置いて行かれました。

ふと私が握っている鎌を見たおばさんが「こっちの鎌を使ってみ」と

渡してくれたのは、昔の形状の鎌でした。

徐々に、成れるに従って、親指、人差し指、中指には、

力を入れなくても、刈り取り作業ができるようになりました。

腕の疲労度合いがかなり軽減され、連続刈り取りが可能になりました。

コンバインの鎌フォルダー

刈り取れない方向に倒れている稲を

コンバインのクローラーで踏みにじってしまうよりは

コンバインを停止して、鎌を使って除去しようと思うシーンが偶に有ります。

そう言う時のために、稲刈り鎌を差し込んでおく鎌フォルダーがコンバインには付いています。

この鎌フォルダーへの、鎌の抜き差しですが、

柄の先端に滑り止めが形成されていると、時々引っかかります。

下手をすると、手を怪我します。

単なる円筒形の柄だと、引っかかる事がありません。

まとめ

・天気が良ければ、鎌を使うシーンは少ない。

・天気が悪くても、コンバインの性能が良ければ頑張ってくれるので、鎌に頼るシーンは少ない。

・天気がとことん悪いと、鎌に頼らざるを得なくなる。

・「まる一日稲刈り鎌を酷使する、プロフェッショナルな稲刈り鎌の使い方」的な映像を見つけられず。

・何故、滑り止め突起の整形された鎌が少ないのか、その真実は未確認。

・チャンバラの音が正しいのかは未確認。(特にそれを知りたいというわけでもないし)

番外編

・雑草対策について、家族で稲作している場合、経験豊富なメンバーが居れば
そのメンバーの持つノウハウで乗りきれる。(かも)

・経験豊富なメンバーが居ない場合、雑草にやられて、田が荒れる(んじゃぁないかなぁ)。

・「実は真実を知らない」ということは沢山ありそうで、「実は真実ではないことを常識のように真実だと勘違いしている」と言う事も無いわけではなさそう。

・「え?!、そうなの!」と言うシーンに遭遇しても、ポキンと折れないくらいのメンタルを持っておく必要がありそう。

・ゲーム感覚で稗とり作業。
(問題は不死身ではない、自身の体調、体力、毒虫耐性、蛇耐性、蛭耐性、熱中症耐性)