日別アーカイブ: 2022年8月7日

おもいうかべる

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何時頃だろう、「カランカラーン」と音がした、そしてまもなくまた「カランカラーン」と音がした。
しばらくしてまた、「カランカラーン」と音がして、そしてまもなくまた「カランカラーン」と音がした。
何度目かわからなくなった頃、「カランカラーン」と音がして「ガチャン・パリーン」と言う音が聞こえた。

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窓のある壁

壁に窓が有り

壁の窓の外側には、小さな板が窓の幅で取り付けられている

その板の大きさは、メモを書くのに紙を置いたり、お金を入れるトレイをおいたり出来るくらいのサイズ

窓の内側には机が有り、引き出しに筆記具やチケットが入っている。

今日も、誰も来ない

一人で客と受付の両方を演じてみる。

裏から表にまわり、石積みの壁のドアを開けて入る

ドアが開くとき、閉まるとき、カランカラーンと鐘がなる。

数メートル上にある窓口は、青い空を背景にぽっかり口を開けている。

窓口に続く石段を見上げると、日ざしの反射が美しい

登って行く途中、壁に引っ掛けられた植木鉢の荊棘が腕を伸ばしていて、

小さな棘が右腕を優しく、引っ掻いていく。

揺れる植木鉢に視線を奪われながら

長袖を着ていたら、絡んでしまったかも知れないと思う。

石段を登りきり、一息ついてから、窓口を覗き込む

誰も居ない

ごめんくださーい。と声をかける。

さぁ、次は受付役だ

窓口から左に回りこんだところにあるドアから中に入る。

窓口に歩み寄りながら、「いらっしゃいませ」

自然な身のこなしで、椅子を引き寄せ

机の前で座る。

「チケットですね?、どのチケットに致しましょう」とチケットの種類と値段が書かれたボードに視線を促す。

客が何処を見ているかで、引き出しが決まる。

次は客を演じる番だ

机にむかって右手にあるドアから外に出て客の役をする

チケットの種類と価格の書かれたボードに視線を投げると

蛾が一匹、価格の文字を隠している。

ここで、店員は一人芝居を中断して、箒を持ってボードの蛾をはらいに行った。

近所の宿に泊まっていた青年は、宿の窓から、この一部始終を眺めていた。

「あの店員さんは、何をしているんだろう?」とも思わず、ただ眺めていた。

集合する時間が来て、急斜面に作られた町並みを降りて行き、海岸の調査業務に出かけていった。

夜帰ってきたのはかなり遅く、夕方からの冷え込みで風邪でもひいてしまったようだ。

そして、翌朝。

気候のよいさわやかな朝にくらべて、

からだはおもく、やや頭痛があったので、痛みが治まるまで、ただベッドで、目をつむっていた。

何時頃だろう、「カランカラーン」と音がした、そしてまもなくまた「カランカラーン」と音がした。

しばらくしてまた、「カランカラーン」と音がして、そしてまもなくまた「カランカラーン」と音がした。

何度目かわからなくなった頃、「カランカラーン」と音がして「ガチャン・パリーン」と言う音が聞こえた。

後書き

学生の頃、オートバイの音を聞いて、「いい音だ」と言う人がいたりしたのですが、私は賛同できませんでした。

個人的には、無音がベストだと思っていたからです。

社会人になってから、プログラム関係やCPUを搭載したマシンの制作に関わることがあった時に、LEDの明滅だけで、ときめいている同年代の先輩がいました。

チカチカ、音もなく定期に明滅するLEDや、不定期に明滅するLEDを見て、ときめくなんて、変わった人だなと思っていました。

時々、やけに興奮して喜んでいたり、突然うぁーと叫んだり、LED見ながら情緒不安定に成る人。

コンピューターといえばディスプレイぐらいはあるものだと、当時は思っていました。

でもその人は、ワンボードのマイコン基盤みたいな製品の担当だったんです。

その人の脳裏には、そのマイコン基盤に埋め込まれた数多の機能やプログラムがあって、

これまで、その作業に携わってきたメンバーの苦労や、経費や、かけてきた労力のすべてが有って、

その先輩は、仕事が完成したのか、失敗したのか、LEDの明滅をみて、内部の動作を脳裏で感じて、この後のスケジュールを思っていたようです。

ですが、

私には、LEDがチカチカしているとしか見えませんでした。

そう言えば、学生の頃、オートバイの音について、しゃべっていたのはメカ好きの人でした。

彼には、内部で動くメカニズムの様子を脳裏に描くことが出来たのかも知れません。

と言うことで、

中身を知っている人と、そうでない人では、聞くポイントや見るポイントが違うので

感じ方や感想が違ってしまうようです。

何かについて、深く深く掘り下げて、その先に何かをつかみとれたとしても、周囲の人は理解できないかも知れない。と言う事があるようです。

また、何かをつかみとった様に振舞っているにもかかわらず、はためには、そうとは思えないことも有りますし。

人生における時間配分とか、自分の置かれた環境や時代性とか事情とか、人材マネジメントとか。

8月6日、サーバーの更新作業を行いました。

たぶん、誰も見ていないブログですが、作業を始める前に事前告知をしておくべきでした。(反省)

当サイトへのアクセスに応答できないタイミングが多発していました

仮想サーバーのホストが1台あり、その中で、各種のサーバーを複数台稼働させています。

外部からのアクセスに応答できるように、仮想マシン1台をブログサーバーとして稼働させておき、

原本で動いているブログサーバーのクローンの仮想マシンを作り、そこでバックアップデータを抽出し、

新規で作成した仮想マシンに、新たなブログサーバーを構築(リストア)する作業を行いました。

このようにして、サーバーの更新作業を行っている間も、出来る限り外部からのアクセスに応答できるように

作業を進めようとしておりましたが次の要因によりアクセスへの応答に相当影響が出てしまったようです。

  • 仮想マシンのクローンを作ったり
  • バックアップを作成したり、
  • リストアしたり、
  • 大量のファイルを転送したり
  • ソフトウェアのアップデートをしたり

そう言った作業による負荷が

予想より重くのしかかってしまいました。

SSDのアクセスランプは点灯しっぱなしでした。

サーバー自体はCPUが低消費電力版のPentium j4205-itxで、

Pentiumとは言えクアッドコアで通常1.5GHz、ピーク時2.6GHzで

動作するマシンですので、大丈夫だろうと考えていたのですが…。

作業後半になり、外部からアクセスをしてみた処、

応答にかなりの時間を要していることに気づきました。

次回この様な作業をする場合は、仮想マシンサーバーを2台用意して

外部からのアクセスに応答する原本サーバーを収納する仮想マシンサーバーと

構築作業を行うための仮想マシンサーバーの2台構成で行いたいと思っています。

また、後から思うことですが、

私は各仮想マシンに割り当てるCPUパワーの配分をミスったのかも知れません。

仮想マシンサーバーの各種設定項目について知識不足を無くしていくように心がけたいと思います。

ようやくHTTPSでのアクセスに対応できるようになりました

また、これまで、HTTPアクセスのみだったのですが、

HTTPSでのアクセスにも対応できるようになりました。

これで、HTTPSでアクセスしていただけばセッションが暗号化通信になります。

また、HTTPSで暗号化通信をするために必要な当方のサーバー証明書ですが、

個人サイトでありがちな、「なんちゃってサーバ証明書」で動かしています。

そのため、ブラウザソフトは、「怪しい」と言う反応をすると思います。

ちなみに「個人サイトでありがち なんちゃってサーバ証明書 怪しい」で検索をしますと、色々出てきます。

当サイトでは、閲覧してくださる方に、次のものを要求していませんので大丈夫かなと思っています。

  • 閲覧してくださる方の詳しい個人情報を要求しません(ただし、cokie情報はやり取りすると思います)
  • 「クレジットカード番号」等の入力を要求しません
  • 「暗証番号」を要求しません。まれに暗証番号を入れないと表示されないページが有りますがこれは非公開ですから見ようとしない様にご配慮をお願いいたします。

当サイトでは、ブログを公開していまして、その中で、他所のサイトへのリンクや、検索キーワードによる検索結果等を見て頂き、リンク先にジャンプして頂く事が多いと思います。そのような動作の中で、リンク先のサーバーやサイトにジャンプした後の通信については、当サーバーは関与しませんので、その先の安全確認につきましては、これまで通り、閲覧者の方がご自身で確保するように行動していただきますように、宜しくお願いいたします。

当サイトに掲載している内容に関しては、秘密事項はほとんど含まれないため、HTTPS化する必要性は低いと思います。

時代背景的に、近年のWEBブラウザは、URLを打ち込んだ時に、デフォルトでHTTPS通信をするようになりましたので、HTTPのみでは、使いづらくなってきていましたので、その点につきましては、アクセスしやすくなったのではないかと思っています。

あとがき

仮想マシンサーバー1台(Proxmox)と操作用PC1台そして、インターネット接続のブロードバンドルーター1台で作業をするのって、

重たいサーバーを運んだり、繋ぎ直したり、電源を入れたり、切ったり、コンソール用のキーボードやマウスやモニターを用意したり、運んだり、繋ぎ直したり、そう言う作業が無いのが、(楽で)いいですね。

  • 原本のブログサーバー +キーボード+マウス+モニター
  • 原本サーバーから作ったクローンのブログサーバー +キーボード+マウス+モニター
  • 移行先イメージを構築するサーバー +キーボード+マウス+モニター

を考えますと、機材が少なくて済みます。

操作用端末を、涼しい部屋に持ち込んで、静かに作業するとかも夢ではないと思います。

でも、

ネットワーク機材のLEDの明滅から、アクセスの有無や異常動作が発生していないかを見たり、

サーバーのFANの音で負荷のかかり具合を感じたり、LEDの点滅でHDDアクセスや通信の状況を感じたり、

時にはヤバイ状態に陥ったサーバの通信ケーブルを引っこ抜いて、物理的に隔離したり

そう言う事も、経験しておくことに越したことはないと思います。

インターネット接続用のブロードバンドルーター1台(あとHUB1台)と言う構成も、電力消費を抑える意味では良いのですが、

あれこれ技術習得の為には、業務用のルーターやL2スイッチや高機能なネットワーク機材を揃えたいと思ったりします。

※世の中は捨てたものではない

※捨てる神あれば、拾う神あり

誠に有り難いことに、機材を揃えることが出来そうです。