日別アーカイブ: 2021年2月12日

Dell Precision T3500

以前、「最近やっている事」というタイトルでの投稿で、Hitachiのマシンの事と、Dell Precision T3500の事を書いておりました。

その投稿の中の、Dell Precision T3500を2台壊してしまったと言う部分の記載につきまして、最近の動きを書きたいと思います。

2台のT3500は、オークションでジャンクとして出ていたマシンでした。

ジャンクですから、動作保証はなく、再利用出来るパーツがあればラッキーだねと、言った感じなのですが、これに通電して、ブートさせようとしていて、壊してしまいました。

2台とも、再三の電源ON・OFFを繰り返す中で、パワーサプライ(電源部)のICチップが、乾いた音(パァーン)と共に破裂するという壊れ方をしました。

もしかしますと、電源を切ったあと、ある程度の時間をおいてから、再度電源をONにするようにしていれば、壊すことはなかったのかもしれません。

電源部だけが壊れたのか、マザーボードも含めて全部壊れたのか?、使えるパーツはあるのか?、不明な状態で、先月末を迎えました。

まだ使える部分があるのか確認しないまま、捨てるのは、勿体無いですから、意を決して、新しい電源部(パワーサプライ)を購入してみました。

T3500のジャンクを購入した時点で搭載されていた電源部は、Dell純正の500Wの物でした。

今回新たに買った電源は、650Wのものを選定しました。

結果としては、ラッキなーことに、2台とも、マザーボードは壊れておらず、起動時の診断ルーチンが動作している事を確認することができました。

今回電源部は、1台だけ購入しましたので、まず1台目について、診断ルーチンの後の、BIOSの動作とOSインストールなどの動きを見てみました。

診断エラーの意味をネットで調べながら、進めて行ったところ、HDDが未搭載だというエラーまで、進むことができました。

T3500は、RAID機能がオンボードで搭載されていますので、SATA2台を搭載して、RAID構成を試すこともできそうですが、とりあえず1台でRAID機能を使わずに、試運転してみることにしました。

とりあえず、手持ちのSATAのHDD(350G)を、1台接続して見ました。

メモリーは2Gが3枚で6G認識されています

OSは、LinuxMINTを入れ、キーボード、マウス、ビデオ、オーディオのデバイスが正常に動作する事を確認しました。

ブート時のログを見ましたが、特段気になるエラーは見当たりませんでした。

イーサーネットを接続して、Youtubeにアクセスし、特段問題なく動作する事も確認できました。

この記事は、今回電源を交換したT3500からブログサーバーにアクセスして書いています。

購入時、搭載されていたCPUはXeon W3505で、2スレッドの動作が可能なCPUでした。

現状、搭載されているXeon W3505は、2スレッドなので、最近の4スレッド、8スレッドのマシンと比べると見劣りしてしまいます。

CPUのソケットは、LGA1366で、ソケットとBIOSが適合する他のCPUに載せ替えることが出来そうです。

ネットで調べますと、XeonのL5640と言うCPUが、同じLGA1366のソケットの仲間に存在する様です。

L5640は、CPUクロック的にはW3505に劣りますが、消費電力は半分の様です。

さらに、L5640は12スレッドと言う事で、W3505の2スレッドから大幅にアップ出来そうです。


Xeon L5640を入手出来たら、試してみたいと思っています。

今回、電源部の選定にあたり、注意したポイントがいくつかありましたので、メモします。

<ポイント1:コネクタ>

Dell T3500の純正電源は、マザーボードやHDDに伸びるケーブルを、コネクタで電源部から外せるようになっています。

黒いコネクタ式です。

つまり、純正の電源部なら、ケーブルは残置できるようになっていて、電源部のコネクタを外し、電源部だけを取り替え、コネクタを電源に差し込むだけで交換作業をすることが可能です。

そのため、マザーボードの下を這わせてあるケーブルを外必要がありません。

通常の電源部から直接ケーブルが出ているタイプであれば、いったんすべてのパーツをケースから外して、マザーボードの下を這わせてあるケーブルを抜く作業が必要になったりすることもあるのですが、そう言った作業をしなくて良いようになっています。

しかし、古い機体でもあり、純正の電源は探すのが大変かもしれません。

もしも、マザーボードごと壊れてしまっている場合、純正の電源を買っても、高価な電源を余らせてしまうことになります。

そこで、T3500に適合しそうな、650Wの中古電源を探す事にしました。

私には、純正の電源と同じコネクタを持つ中古の電源を探す事は、ハードルが高くできませんでした。

現状マザーボードに接続されているケーブルは、今回は利用せず残置するのみにしました。そして、ケーブルが電源部から直接でている中古電源を探すことにしました。

<ポイント2:必要なケーブルの長さ>

T3500の筐体は、そこそこ大きく、ケーブルの取り回しに必要なケーブルの長さは、かなりのものです。具体的には、何らかのメンテナンスで、メモリーやHDDへのアクセスをするときに、ケーブルが邪魔にならないように、ケーブルが隙間に埋め込まれているので、ケーブルが短いと電源部とマザーボード上のコネクタやHDDへの接続ができないか、または、パッツパッツになり、余裕がなくなるように思えました。

と言う事で、ケーブルがある程度長いものを探すことにしました。

<ポイント3:電源容量>

本来、電源部の仕様に記載される各種電圧の電流容量が純正品より少ないのは困るので、すべて、純正品より大きな値の電源を探す事を試みました。が、中古で探す場合、詳細な品番や仕様を確認するだけの情報が提示されていないことも多く。今回やエイヤーで購入してみました。