大台ケ原

随分以前に、大阪から、いづみ葛城山の峠を超え下っていたら、綺麗なピンクの可憐な花をつけた木があった。季節はいつ頃だっただろうか?。思い出せない。

「百日紅:さるすべり」かと思ったが、違っていた。先ほど調べたら「合歓の木(ねむのき)」だと判った。

和歌山側を、山を超えて下ると山間農村部にはいり、かつらぎ町から橋本を経て、奈良の五條市、そして吉野に入り、連続するカーブを抜けていると、ふと何かが、視界の左側をかすめた。「雷神」だった。 近所の自販機で缶コーヒーなどを買って、その彫刻を眺めながらしばし休憩し、更に進んで、大淀から、登って行くと、やがて左手に大滝ダムを見て、川上村に至る。

川上村の道の駅でトイレを借り、うどんを一杯食べ、更に登っていく。

途中で進路を、大台ケ原に続く峠道にたどって、登って行くと、やがてトンネルを抜けて伯母ケ峰峠に至る。 伯母峰峠の茶屋でトイレを借り、さらに進む。季節と時間が合えば大台ケ原ドライブウエイから雲海を見ることができる。そして、やがて大台ケ原の駐車場に到着する。

駐車場右手に、綺麗に整備された芝生があり、小さなU字溝が埋まった水路があり、その先にトイレがあるので、まずは、ここでトイレを借りる。山の水のせいか、蛇口から出る水がとても冷たくて気持ちが良い。そして、だいたい何時も、大きな蛾が天井か壁に一匹は張り付いている。このU字溝の水路は安全のために短い杭に紐をかけて柵としてあり、トイレ入り口付近からだけトイレに入れるようになっている。とてもよく整備されていて、明く景色の良い所だった。

ご来光を見るために来る人たちは、夜のうちに、この駐車場に到着して、車中泊するか、または、事前にロッジを予約しておいて、きちんと睡眠をとって、まだ夜が明けない暗いうちから登山を開始する(らしい)。ロッジは風呂があり、予約しておけば朝食もいただける(らしい)。

大台ケ原は、日本でも有数の豪雨地帯らしく、年間降雨量がかなりある(らしい)ので森林もよく育っていたようなのですが、近年、環境変化のためか、人が立ち入るためか樹木の立ち枯れ等で、真っ白になって倒れている樹木が結構あるとか。天気が良ければ、日の出岳から眼下に熊野灘が見えるそうです。

豪雨地帯故にがけ崩れや通行止めが頻発しているらしく、近年どうなっているのか知りませんが、秋の季節にとても気分が良くなる場所であり、機会があればまた訪れたい場所です。

Youtubeに多くの方々が大台ヶ原ドライブウェイの撮影を投稿されていますので、その映像で雰囲気を掴むことが出きると思います。

※映像は編集されてるのか、短時間で到着するものが多いですが、実際にはドライブウェイはコーナーの連続なので、結構時間がかかると思ったほうが良いと思います。

特に夜間通行される場合は、路上の鹿に注意、路上の狸に注意。悪天候や濃霧や落石に注意が必要と思います。

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