数年前、オークションで落札したコマジェ
前オーナーさんからの言葉、よーく思い出そうと頑張った結果
- 部品売りは切ないから、出来れば直してあげてね。
- シリンダー前後のガスケットが溶けてる。
- クーラントとエンジンオイルが混ざっている。
- コケた経歴有りのバイク、後ろのステップあたりのフレームは修正必要。
- 外装(カウリング)は欠けている部分多数。
- 外装を止めるネジも欠落数本あり。
- 左ウィンカーのカバーに穴。
- バッテリーは新品から日が浅い。
- タイヤは交換時期が近い。
- 走行メータは、いじっていなさそう7万キロオーバー
- ヘッドライト・テールライト・ブレーキランプ・ウィンカー・セルモーター等の電装系は大丈夫。
- ガソリンは30%程残っている。
- 不動車だけど、点火プラグを外し、バーナーで焼いてすぐに装着して、プラグにケーブルを接続してキックすれば、エンジンはかかる。
- キーはテープで巻いあるが、イモビのチップの紛失に注意。
- 修理の趣味に何台も保有してて、置き狭いので、これは手放します。
- 添付書類は廃車証明書です。
などを思い出しました。
数日前、シリンダー前後のガスケット交換を終わりました。
ネットに上がっているいろいろな情報をかき集め、先人の人たちの書き残してくださったノウハウ・経験を使わせていただき、なんとか、ここまで来る事が出来ました。
※あるあるかも知れませんが、Aさんはこう述べているが、Bさんはこうとは述べていない。と言うようなこシチュエーションもありましたので、単略的に鵜呑みにして作業を進めると、失敗するかも知れません。かなり吟味して、最後は運でした。そういう意味では戦略的に「どちらにしようかな」とか、花占いとかを駆使して。
スクーターのカウリング(外装)の取り外し、取り付けに苦労しました。
夜、ライトの下で作業していて、見えなくて苦労しました。
老眼で、メガネを頻繁に触るので、油まみれ。
スマホで写真を残したのが良かった、部品を戻す(取り付ける)時にとても参考になりました。
スマホが油まみれ、何度も落下させて傷だらけ。
冷却液(クーラント)の補充と空気抜き作業。
シリンダー前後のガスケット交換に伴い、冷却液のホースをはずし、冷却液ポンプもシリンダーヘッドから外しましたので、組み立てたあと、冷却液を補充しました。この時、冷却液ポンプとその反対側で空気抜きを行いました。
エンジンオイル交換
冷却液と混ざっていたエンジンオイルは、カフェオレのような色合いで、割とシャバシャバ・さらさらで流れ出してきましたが、半分くらい抜けた後は、「こってり」「ねっとり」と言う粘っこさが見受けられました。
ひとまず、castrolの10-40を1.2リットル入れました。
3日後、再度エンジンオイル交換。ヤマハ純正オイルを入れました。
(出てきたオイル(3日前に交換したエンジンオイルcastrol)は前回交換時に出てきた物と同じカフェオレ色)
エンジンがあたたまると、エンストする。
なんとか、キックでエンジンがかかるようになりましたが、エンジンがあたたまるとエンストしてしまいます。
エンジンがある程度、冷(さ)めるまでエンジンはかかりません。
エンジンがかかってからあたたまるまでは、アクセルに反応しますが、温まってくると、アクセルを開いた段階でボフッと止まります。
エンストの原因を探索中
落札したマジェスティー125ccはFI車です。
調べているのですが、どうやらアクセル・ポジション・センサーは無いそうです。
ECUの「初期化」と「学習」をさせたいのですが、アイドリングが7分続くことがなく、出来ていません。
メーターのパネルにある、異常を示す赤いランプは「異常」を示していませんし、メータパネルに何らの異常を報告する表示も出ていません。
表示内容は「正常」を示す表示だけです。
燃料ポンプは、音から推測しますと、正常な動作をしている様です。
自動車とブースターケーブルで接続すると、セルは廻りますが、バッテリーが少し弱り始めていて、単体ではセルは廻りません。
自動車とつないで電力を貰えば、数十秒間セルを回せますので、アクセルの角度による変化を見ることが出来ます。そして比較的良くエンジンがかかる角度が有る事に気づけました。
エンジンオイル注入口のゲージの付いたキャップを緩めて空気を抜いてあげると、比較的短時間でエンジンがかかり始める。
今後試す項目
エンジンにある発電機部分のスターターコイルステーターコイル(stator coil)や、コイルで発生した電力を安定させるジェネレータレギュレーター、その他イグナイタのチェック。
オートチョークのチェック
記録写真
順不同
出来る限り多くの写真を記録データとして残したかったのですが、手が油とホコリや汚れでどうしようもなくなり、撮影できなかったシーンが沢山あります。
追記(2020/11/14)
暖気後、エンストして冷えるまでエンジンがかからない問題が解決しました。
オートチョークに溜まった埃(多分放置による長年の不動車状態で)カスカスに軽く固着してましたので、パーツクリーナーと、高性能潤滑油でオーバーホール?、をしましたら、エンジン始動後、エンストする問題から抜け出せました。
チョークが開きっ閉じっぱなしだったのですね。
今日までは、発電関連のステーターコイルが不調原因だろうと思っていましたので、朝からはコネクタを抜いたりしてました。
点火タイミングを伝えるコネクタは、抜くと当然エンジンが掛からなくなりました。
発電のコネクタは、外した状態でも、キックによりエンジンを問題なく始動出来ました。
短時間でしたので、搭載のバッテリーだけでコンピュータ(ECS)は動けた様です。
そしてコネクタを繋いだ状態でも、オートチョークのオーバーホール後は、ずっとアイドリングできました。
暖気後のエンスト問題から抜け出せて、ほっとしています。
この先は、かけたり割れたりしているカウリングの補修や塗装に進もうと思っています。
※後日、チョーク操作の「開く」と「閉じる」の言い方を間違えていましたので訂正したしました。おそらく「引く」と「閉じる」が同じ意味で、「開く」と「戻す」が同じ意味だと思います。
自動車やバイクの運転時、チョークを引っ張ったり、押し戻したりしていますが、エンジン内部で閉じているのか開いているのか見えないので勘違いしていました。
雑草の刈り払い機は、わかりやすくて、エアクリーナーの蓋を取りますと、チョークレバーがあって、吸い込み口に、被さったり、退いたりして居る様子を見る事ができてわかり易かったです。