夕立の後 山間部 川

土砂が川を埋め、川の側道も埋まって数年が経つ

今日の、やや大きめの夕立の後、濁った泥水に被われている

橋の手前で、スクーターのサイドスタンドをたて

橋の中間地点から川上を眺めている

数台の車が橋を渡ってゆく

橋を横断して川下側を眺めると

この谷あいにしては、広範囲に土砂に埋まっている。

泥水が綺麗な水になる頃には、良い風景に成りそうな感じがする

見上げると、遥か尾根に晴れ間を垣間見ることができる。

尾根に至るまでの山肌から、川に至までの処は

立ちこめる水蒸気か、低く降りた雲か、濃密な空気で被われている。

川下側の濁った水は、大きく左に蛇行して

橋の先のトンネルの向こう側で、またこの道路と交差する。

トンネルの向こう側から、川に降りる道がないか行ってみる

スクーターを止めた場所に戻る途中、また何台かの車が行き過ぎ

水しぶきを含んだ風が車を追いかけていった。

キーを差し込み、ヘルメットの紐を締め、またがり、スクータを起こす。

サイドスタンドを払って、エンジンをかけ、右後方を確認。

右ウィンカーを出し、走り始め、橋の上あたりでウィンカーを消した。

トンネルの中は路面が濡れていて寒い、対向車の音が響いている

先行車両の轍あたりはやや水分が少なく、その上を踏んで進む

いくつかのトンネルを通過して進んできたが

さっきの、風景の場所につながる道路はなさそうだった。

入れそうな処を探しに、バイパスから枝道にも降りてみた。

トンネルでバイパスされるまで使われていた、川沿いの道路は

何度かの水害で寸断され、通行止めや進入禁止が何か所もできていた。

寸断された川沿いの道路でも、今も人が暮らす集落が残る処は

修繕されていて入ることが出来る。

わずかに残った、通ることが出来る川沿いの道では

時間が止まった風景を眺めることが出来た。

かつての集落の風景がそこには残されていた。

車の往来も、人通りも少なくなったからだろうか

濡れた路面の苔で滑りそうになる。

翌日、たまたまラジオでこの音楽を聞いたので、夕立の後の谷あいの情景を書き残すことにしました。https://www.youtube.com/results?search_query=Steerner+performing+Home

夏の午後

京都・大阪は快晴、滋賀は夕立

京都以南から午後に滋賀の方角を仰ぎ見ると

大きな「にゅうどう雲」が発生しているのが目に入る

蒸し暑い滋賀の夏

夕立で、夕方は涼しくなることも多い

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