ITでは、良く出る「隠蔽」

隠蔽を英語に直しますと「hide」や「hiding」になるかと思います。

さて、日本語で、「隠蔽」と言う発音を聞くと、余り良い感じがしませんが、IT業界では「隠蔽:hiding」は、ちょっと違ったニュアンスで、頻繁に使います。

その辺の事について記述されているWEBを検索しました。

要するに例えば、プログラミングと言う仕事をすると、えてして、作っている物が、複雑に成りがちで、判りにくくなりがちなので、何とか分かり易く出来たら良いね。と言う事で、一連のややこしい部分を関数として切り出す等して、必要最小限のデータだけを、関数との間でやりとりすることで、実際にその関数内部で行われる複雑でややこしい事を、関数をコール(呼ぶ)側のプログラマはそんなに意識しなくてもよくすると、仕事が楽になるよね。プログラムコードも読みやすくなるよね。生産性も上がるよね、と言うアプローチの一貫として「隠蔽」と言う事や、言葉が使われるシーンが結構有ります。

メニュー等の、プルダウンメニューとかポップアップメニューとかもそういう、ニュアンスが有りますよね。

普段なるべく見えないようにしておいた方が、画面を広く使えて良いよね、とか、べったりと画面全体に総ての機能のボタンが出てくるより、カテゴリー分類され、階層化されて、その時必要とする機能じゃないメニューは隠しておいた方が使いやすいよね、とか、そういうアプローチで、「隠蔽」と言う技法が使われています。

と言う事で、ソフト関係や、通信関係等、IT関係全般について、そういう傾向が有リますので、悪い意味での「隠蔽」と言う概念で「隠蔽」と言う言葉を使っていないことも、多いのです。

ちょっと知っておいて頂ければと思いまして。

こういうのはトリビアになるのかなー?成らないのかな?。

ITの全体像を完全に理解したいとか、完全に把握するには、隠蔽されている部分についても注目して、内部の挙動をつぶさに理解し把握することに成ると、思いますけど、並大抵の精進や努力では到達が難しいと思えます。

ギアが3枚有って、どう噛み合って居てどれが、どちらに回れば、どれがどちらに回るとか、ギア比で、どのギアをどの程度の力で回せば、それぞれのギアに、どの程度の力が加わるかとか、ぶつさに理解するような作業です。

と、ここまで書いていて、思いついたのですが、

オートマチックの自動車のシフトレバーと、
実際の変速機構における、ミッションと、
それをコントロールするソフトウェア的
制御機構をイメージするとします。

運転しているドライバーは、シフトレバーの位置くらいしか意識しないと思います。
この様にドライバーに内部の状態を隠蔽しているからこそ、内部メカニズムのタイミング制御などにドライバーは気を取られることもない。

そう言う、例え話が出来そうに思えます。

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