3月6日快晴、
午後も天気は良く、まだ温かい。
ひょんなことから、我が家にやってきたスクーター。
SUZUKI レッツ4 パレットと言う名前らしい。
ほぼジャンクの1万5千円だったのに、まだ元気に動く。
買う前から、掲載されていた写真を見て知っていたことですが、落札したスクーターは、前輪のフェンダーが割れて欠けていました。そして、フロントにあるカゴ用のネジ穴3個の内一つはネジが無く、錆びてるのが判っていました。
前輪のフェンダーのひび割れは、放置すると、拡張してくるので、とりあえず、ひび割れの一番深い処あたりから、先端部分を切り落としました。
そして、切り落とした部分の形状に似せて、ビニールのマーカーコーンを切り取り、両面テープを使って補修しました。
でも、「やっつけ修理」感は隠せず、家族からも、「何?この修理?」、「貧乏くさ!」と不評でした。
近所のホームセンターに出かけますと、2000円前後で各種ありました。
私は、1900円のを買いました。
今回私が入手したスクーターのフロント部には、籠用のねじ穴が3か所あり、その中の一か所はビスが抜けていて、錆びています。
ホームセンターでカゴを購入し、そのまま、ホームセンターの駐輪場で、装着作業を開始しました。工具は普段から積んでいますので問題はありません。
購入した籠には、スペーサーが3個、ナットが3個、ワッシャーが4個入っていました。
雄ネジは付属品に含まれていない事が判りました。
一つ雄ネジが足りませんから、スペーサーをもって、再度店内に戻りました。
レジの方に、「ネジに詳しい人をお願いします」と、アテンドをお願いしましたところ、さすがに詳しい方が対応をしてくださいまして、目的の雄ネジを探すことができました。6Mと言う太さで、ヘッド部分が平たいタイプで、長さが1cm程度のネジ。予備も併せて、200円程度で購入できました。
無事、雄ネジをゲット出来ましたので、作業を再開。
2本のスペーサーは、さほど苦も無く、装着完了。
問題は錆びている右下のねじ穴。
やはり、スペーサーが入らない。
無理やり、ぐりっぐりっ、とねじ込んでは、戻し、戻しては、ねじ込んで
いましたたところ。
ぐにゅっと、スペーサーが捻じ切れました。
スクータ全面右下のねじ穴には、折れたスペーサーのネジが埋まっています。
まさかの出来事に、茫然自失。そして、しばらくは、途方に暮れていました。
埋まった穴は、元に戻せない。
ドリルで貫通させても、私の自宅の工具では、めねじ加工が出来ない。
「籠をつける」、それだけの事なのに。
そんな事を思いながら、埋まってしまったネジ穴を見つめていました。
とりあえず帰宅して、埋まってしまったネジ穴を、電動ドリルで掘削することにしました。
帰宅したのは、4時ごろ、そろそろ、日が傾き始めている中、電動ドリルと、金属用ドリルピットを準備して、掘削開始。
中心から、ややズレて6Mサイズで掘削貫通しました。
スペーサーを取り寄せても、めねじ加工が出来ないので、6Mサイズの太さの長いボルト一本で、スペーサーと雄ネジの代用として、貫通した穴には、ナットで固定することにしました。
トータルで、±5mm程度の誤差は問題ないと思えるので、以前100円ショップで購入したノギスを使って、貫通した穴の長さと、スペーサーの長さを測定して、用意するボルトの長さを求めると、5cmの長さが必要だと分かりました。
再度、ホームセンターに、そして、5cmの6Mサイズのボルトとナットとワッシャーを購入。
時刻は5時を回りかけていました、新聞紙をマット代わりに、コンクリートに寝そべって、ボルトを通すのですが、最後のナットが装着しずらくて、悪戦苦闘、そして、締め付けも、指先がやっと入るくらいの狭いスペースでの締め付けであり、悪戦苦闘。
日もとっぷりと暮れた、6時過ぎに、ようやく締め付け完了。
午後半日がかりで、ようやくスクーターに籠を装着できました。
前カゴで、前輪カバーの粗雑な補修を、カバーできたのかと言うと、丸見えでカバーできていないとか、前籠のスペーサーが、見るからに一本だけボルトで、「なんで?」と言う感じがありありとしている状態。
まぁ若干でも、利便性が上がったので、よしとしましょう。
さて、次は、シート下のカウリング。
シールで、細かな擦り傷をカモフラージュする作業が待っています。
また、気が向いたら、取り組む事にします。
今考えているのは、小学生向けのシールコーナー。
雰囲気のマッチするのが見つかったら、貼り付けるつもりです。
中古外装や、中古パーツが、ある程度の価格で出ていますので、細かい傷は、カモフラージュする事にお金をかけるか、中古パーツと取り換えるか、選択肢があります。
他との差別化とか、オリジナリティーの追求で、金に糸目をつけないなら、バイク用ステッカーと言う選択肢もあるようです。