日別アーカイブ: 2016年10月16日

方言とか言葉とか、同一性とか、相違点とか

「わしも、いろいろあって、忙しいにゃけど、今日は来たわー。」

幼稚園に入る前の私が、ご近所で、そう言う発言をしたというので、当時ご近所で話題になったらしいです。

住んでいたのは田舎だし、普段の行動は、お爺さんか、お婆さんのどちらかについて回っている状況で、祖父母の話し相手は、当然、その年代。

自然と、そう言う会話を聞いていて、そう言う言葉を使っていたみたいです。

で、幼稚園に入ると、同年代の子供の友達が増えたんですけど、わずか数キロ圏内に点在する集落ごとの、微妙な言葉の違いがあって、まるで海外の友人が出来た気分でした。そして、私の言葉遣いも普通になっていったようです。

幼稚園と小学校は、学区が同じで、ほぼ同じメンツでしたが。

中学で、学区が広がって、また言葉の微妙な違いを感じることとなりました。

で、高校で、またぞろ学区が広がるので、言葉の違いに気がつくと言うシーンがありました。

その後、就職して、先輩の中に1名配属された時は、同世代の微妙な違いというより、都市の離れた先輩の、言い回しかな?と思っていたのが、その先輩の居住する市町村での独特な言い回しだとか、ジワーと知る時代があったのです。

20歳後半の、企業内研修で、全国各地の同世代の社員が集った研修で感じたのは、同じ日本だけど、こんだけ言葉や表現が違うのね。ということでした。

そして、この時、寮生活になったので、普段知ることのない、アフタファイブの生活実態を共有することとなり、異なる地方の作法の違いとか感じることになりました。

で、国際結婚をして、言葉の違いと、政府の制度の違いとか、民族の違い、を感じることとなり、文化背景の違いとか、価値観の違いとか、あれこれ気付くこととなりました。

思い込みや、勘違いや、誤解による、恥ずかしさや、表現力が弱くて伝わらないもどかしさや悔しさや、あれこれ。

この国で生まれ育った私と君と、同じ国籍だけど、別人であり、別人格を持ち、価値観も異なる。のですが、よその国の人を、どの国の人は○○だ。と、ひと括りにする物の見方。

私自身反省しないといけないのですが、これは、よその国の人も同じだと、言えるかもしれません。

君は日本人だから○○だ。と言う見方を海外の人もするようです。

つまり、他のグループに属する人たちには、私の属するグループの代表として、私の振る舞いが、記憶されていくのですよね。

えーと、つまり、海外に出かけた時に、「君は日本人か!。じゃ、賢くて、誠実で、信頼の置ける人だ。」と言ってくれたとしたら、それは、初対面の私の事を言っているわけではなくて、その海外の人が過去に出会った日本人か、過去に噂になった日本人の振る舞いが、賢くて、誠実で信頼の置ける行動だった。と言う事ですよね。

子供や孫や、その先の子孫が、豊かで平和な生活を出来るように、未来の世界は平和であってほしいと願うのです。

今年申年来年酉年

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2016年10月中旬 琵琶湖

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