欄間とエアコン

日本式家屋の場合、欄間の組み合わせが、多く見られます。

欄間の中でも、透かし欄間彫刻欄間場合、エアコンをつけるときに、少し悩むのでは無いでしょうか?。

部屋と部屋の2つの空間が、天井付近の欄間で繋がっていて、エアコンの効率をどう考えて良いのか少し悩んでしまいます。

冷たい空気は下に降り、暖かい空気は上に浮かぶ性質があります。

その為、冬場に部屋を温めようとすると、欄間で繋がる隣の部屋の天井付近まで、余分に暖房する為の電気代が必要になるのでは無いか?。

仮に、6畳の居間と、8畳の座敷が欄間で繋がる場合、エアコンの出力は、何畳向けのものを取り付けるべきなのか?。

ふた部屋同時に使う事が、一年のうちの、どの時期に、どれくらい有るのか、悩んだりするかもしれません。

一般的家庭で、座敷を使う頻度が少なく、居間を使う頻度が多い場合、各部屋に一台ずつ設置すべきか?居間だけに設置するべきか?。

知識の多い方にお聞きしますと、大は小を兼ねるので、コストを気にしないなら、14畳用のエアコンにすれば、ふた部屋を温められて、座敷を寒いから行きたく無い部屋にしてしまう事もなく、良い様です。

しかし、座敷を使う事がほとんどなく、コスト主導で、取り敢えず、居間に6畳用を取り付けては見たものの、欄間を通じて座敷まで温めてしまうのがもったいなくて、気になると言う場合の暫定対処として、次の様な事ができるかもしれません。

設置されている欄間が、障子や襖と同じように、取り外せる場合。

欄間に障子紙を巻き付けて、メンディングテープか、セロテープで仮止めして、試してみる事が出来る様です。

ただし

欄間は、柔らかい木で出来ている事が多く、とてもデリケートなので、手についた油や水分、汚れで、汚したり、シミや指紋をつけたりしない様に、充分注意する必要があります。

また、柱や障子やガラス、襖、畳などにも、傷をつけない様に気配りすることも大切ですし、何より、作業で人が怪我をしない様に充分な準備と注意をする事が大切な様です。

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