ジュール・ヴェルヌ原作のSF小説を、もとに書かれたコミック「地底旅行」の第2巻を読んでいます。
物語が始まってから、ここまで読み進めてくる中で、「有能で屈強な案内人(ガイド)」と描写される人物の働きぶり。
その頼もしさは、「星を継ぐもの」シリーズのどこかで出て来た巨人や、宇宙戦艦ヤマトに出てくるアナライザーにも、通じる何かを感じます。
小学生の頃、図書室に通い始めた頃は、一文字ずつ文字を読み、慣れない単語に戸惑いながら読みはじめました。
一生懸命想像力を働かせて、そこに描写される風景や登場人物の心情に、思いを馳せていたと思います。
やがて、読むことに慣れて、物語に心を奪われ、いつのまにか、時の経つのを忘れて物語の中に埋没して行く様になりました。
私の少年時代、既に漫画本は出版されていて、近所のお兄さんに古くなった漫画を見せてもらったり、テレビで漫画を見たり、小学生の頃には、少年向けコミックも有りました。
メディアとしては、「文字」「コミック」「動画」は有りましたが、同じ物語を異なるメディアで見る事は比較的少なかったと思います。
最近は、コミックやアニメ、動画で、過去に「文字」で読んだことのある物語に出会う事がよくあります。
自分の想像した世界とは異なる解釈の世界観に違和感を感じたり、感動したりこれはこれでとても楽しいです。
「有能で屈強な案内人(ガイド)」なんと頼もしい響きでしょう。
でも、「有能で屈強な案内人」として、スマホやロボットやさらに進化したものが私達の生活に入ってくるのか、「監視者」「指令者」「仲裁者」「調停者」が入ってくるのか、未来はどんな風になるのでしょう。
そして、そう言うものは、おそらく、1つの国が、単独で作る事は困難なのだろう、とかも、過去を振り返ると思えて来ます。
自分の国や自分の会社が単独で開発するのは難しくても、自分の国や自分の会社がお客様に徹するのは容易いとも思います。