涙と想像力について

「涙」は涙腺から分泌される水分。

眼球を乾燥から守り、雑菌や埃を洗い流す働きがある。

泣く時に涙が伴うことが通常みられる。

あくびをした時に、涙を伴うことが通常見られる。

喉/咽頭に突発性の痛みを感じる時に、涙を伴うこともある。

山葵(わさび)を摂取した時に、涙を伴うことがある。

 

電車で、何故か、決まった場所で、喉に痛みを感じることがあり、ぼろぼろと涙を流すことがある。

ナマアクビを我慢しつつも、咽の奥であくびをして、ぼろぼろと涙を流すことがある。

男性の場合、まぶたに眼球が張り付くほどに乾燥している時に、ふと投げかけた視線の先に美女が居たりすると、一気に乾きがほどける事もある。か、どうかは知らないけど、もし、それが本当なら、ドライアイ対策になるんだろうけど。

自転車で坂を下る時、風が目じりにしみて、涙がちょちょぎれる。

言葉のマジックというか、言語表現のあれこれ実験。

どこかの小説か、コラムで見たことのありそうな文言を書き連ねてみる。

実験的作文その1

  •  がたんごとんと揺れる列車のドア付近に、先程からずっと、遠くをみつめている人が居るのに気が付いた。歳の頃なら二十前後の女性で、その眼差しは、透き通るように聡明な輝きを宿していた。夏の夕日が遥か神戸の山並みに沈み、最後の一筋の輝きを閉じた頃、彼女の頬に、一粒の輝きを見たような気がした。

実験的作文その2

  • 夕立で少し涼しくなったと思ったのもつかの間、すぐに強い日差しが戻って来た。蒸せかえる路地を抜けて百舌鳥から電車に乗る。車内は期待していたほど冷えてはいなかった。昇降の停車時間が結構あり、その間ドアが開きっ放しだったからだろう。乗客は私の他に1名。進行方向連結部あたりで本を読んでいる。各駅停車の電車はのんびりと天王寺方面に向かっていた。杉本町で昇降待ちの停車中、バケツをひっくり返したような夕立が襲ってきた。わずかな時間だったが、雨は激しく車内に降り注ぎ、水浸しになった。発車時刻になり車内アナウンスが流れたが、雨を全く気にしていない様子。ドアが閉まり、ゆっくりと加速する。慣性の法則に従って、大量の雨水は、床を滑るように後ろに向かってくる。私は思わず両足を上げざるをえなかった。進行方向に居るもう一人の乗客は相変わらず本を読んでいて、私の状況に関心はなさそうである。「間も無く我孫子町…」アナウンスが始まり、減速し始めた頃、大量の水は滑るように、進行方向を目指した。やや躊躇したが、やはり声をかけるべきと考え、進行方向にいる人に視線を向けた時、彼は両足を挙げた姿勢で本を読んでいた。終点の天王寺まで、こんな調子で過ごすのだろうかと思ったのだが、さすがに終点に到着する頃は、水もなく床はきれいに乾いていた。電車を降りると、いつもどおりの何も変わらない、ホームの風景があった。ぐるっと回り込んでMIOに近い改札を目指す。冬場なら、鯛焼きもやっているうどん屋さんに人の列があるが、夏場は冷えた室内があるカレー屋さんかDELICAFEあたりが人気の様子。ふと、餃子を思い出しきびすを反して、動物園方向にホームを逆戻り。表に出て、王将を覗くと満席。それじゃぁと、脚を伸ばして、ココイチでカレーライスと思いながら歩いていると、右手にラーメン屋さん、左手に、なか卯。冷やしぶっかけゆずうどん。の幟が呼んでいる。

※どこかのグルメ番組風に。

 

書く側と読む側、

読む側の気持ちになると、下手くそな文章で読み辛い、文面から風景を連想できない、絵が浮んで来ない、異常に説明的で疲れる、リズム感がない。何を伝えたいのか判らない。

書く側の気持ちについては、コメントできません。

閑話休題

多分、幼少期より良い文章に触れることは良いことなのでしょう。

想像力を働かせるとか、文面を読み取るとかそういうトレーニングに。

絵本からはじまり、教科書とか、少年少女世界文学大全集とか、少年少女世界SF文学大全集とか、アイザックアシモフ、アーサー・C・クラーク、J・P・ホーガン、平井和正、武者小路実篤、谷崎潤一郎、山崎 豊子、・・・。

海外のSF小説を読むのに、インチ、ヤード、マイル、ポンドなど分っていないとスケール感がつかめ無いでしょ、少しは数学と物理と科学を知っていないと、辛い部分がありますよね。でも、知りすぎていると、逆に稚拙に見えたり、あらがみえたりするかもしれません。

SF小説に書かれた世界観を、イメージできる人ってすごいなーと思います。

アーサーCクラークさんとか、ジェイムスPホーガンさんとかの小説が好きで良く読んだのですけど、イメージを掴むのに苦労しました。私の想像力とか空想力とか、読解力が乏しいのだと思います。登場人物の名前の識別が困難で、登場人物が数名だぶってしまうとか、読むのになかなか苦労します。

しばらく、SFを読んでいません。たぶん最後に読んだのは、ジェイムスPホーガンさんの「揺籃の星」だったと思います。

「揺籃の星」については、こちらの方のページが参考になると思います。

小説家さんの体験とか想像とか思考実験とか、あまたのアイデアを仕入れるには読書とか良いと思います。コミックや映画やドラマも良いと思います。

 

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