どういうこと?と思うシーンについて

1.ピアツーピア通信について

以前、「ピアツーピア通信」と言う言葉に、諸悪の根源と言うイメージをオーバーラップさせて、話をしていた人が、SKYPEで通信していて、得意げにSKYPEの事を話しているというのを見て、「どういうこと?」と思いました。

経緯としては、

①ピアツーピア通信のテクノロジーが出てきた

②誰かがピアツーピア通信テクノロジーを活用したファイル転送・ファイル共有ソフトを開発した。

③誰かが、そのソフトに感染するウィルスを開発して、共有をかけていないファイルまで共有かける悪さをした。

④世の中に動揺が走った。

⑤メカニズムに興味のない人の心理には、ピアツーピアは悪いもんだという印象だけが残った。

⑥SKYPE通信の基本はピアツーピアテクノロジーに基づいているけど、あまり誰も気にしない。

※つまりピアツーピア通信が悪いのではなくて、たまたま、そのファイル転送ソフトに取り付く形で悪さをしたウィルスソフトが悪かったと言う事ですよね。

と言う事で、この状況で言動に矛盾をはらんでいると、その方のITレベルが薄く透けて見えてきてしまいます。

私自身他人のことを、どうこう言うほどの技量も知識もありませんが、そういう事を感じます。

2.MACアドレスについて

MACアドレスはLANのデバイスごとにユニークに(一意的に)割り振られていて、世の中には2つと無い。と、当初習ったんですけど。今じゃ、MACアドレスはランダムでもいいとか、時代とともに技術規約も変化しています。

 

3.IPドレスについて

IPアドレスのIPV4では、プライベートアドレスがクラスA、クラスB、クラスCでそれぞれ設けられている。と習ったんですけど。現在プライベートアドレスのクラス分けがクラスレスで用いられてきているとか、変化している状況はあるようなのですが、IPV4のアドレス枯渇問題もあるなか、多くの組織が組織内部に、プライベートIPアドレスを割り振っていると思います。そういう事で、会社で使っているコンピュータやサーバーに割り振られているIPアドレスが、プライベートアドレスなら、それと同じIPアドレスを自宅LANでも使っていると言う偶然の一致はあり得るんです。

ですので、監視対象の人物のPCを遠隔から電磁場盗聴した時に、たまたま、会社のサーバーと同じIPアドレスだったとしても、不正アクセスをしている証拠にはならないのです。

遠隔PCの電磁場盗聴に関する記事。

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