日別アーカイブ: 2019年5月3日

擬人化でしょうか

4年か5年前から、子赤という、魚を飼育をしています。

夏場に、ホームセンターで激安の水槽を見て、つい買ってしまいました。

子赤は、最初10匹、後から5匹追加して、15匹を入れたのですが、現在2匹になっています。

飼育に不慣れだった等、あれこれ失敗要因が有ったと思います。思い当たることを列挙してみますと

  • 恐ろしく水が濁っていても、対処しなかった。
  • 夜間も照明で照らして、魚を休ませなかった。
  • 近所の河川からタニシや、野性の魚を入れて白点病が発生。
  • 過度に餌を与えた。
  • 石ころや砂、水草や雑草に葉っぱ、レタス等いろいろ試したが、よく洗浄せずに入れてしまっていた。
  • 魚の成長に合わせて、大きな水槽に入れ替える時期を見誤った。

現在、水の交換、餌やり、健康管理等、母が魚の世話をしてくれています。

付属のろ過器付きエアーポンプで、酸素を補給していたのですが、メダカサイズの魚数匹なら、問題は起きなかったのかもしれませんが、子赤15匹の排泄をろ過するのは、きつかった様で、水がかなり濁りました。そして、魚は酸欠ぎみ。

お魚のプロフェッショナルの方に、相談しましたところ、添付のろ過器では荷が重い。のが原因だと教えていただきました。そこで、ろ過器を買い換えました。

その他、餌に付いてもアドバイスを頂きました

私が買ったろ過器は、外掛けろ過器の多分これだったと思いますが、この、ろ過器に変更してからは、以前に比べて、水質悪化も酸欠も軽減されました。
さらに、交換用フィルタですが、ペットお魚コーナーに、プラスチック綿の様なフィルターが販売されていまして、これを使用しています。これは比較的リーズナブルで、しかも使い古したフィルタは、何度かは、もみ洗いして再利用できますので、少々手間はかかりますが、安あがりです。

餌は、長らく乾燥した顆粒状の物を与えていたのですが、最近は、アドバイスで教えて頂いたフレーク状の鰹節の香りのする餌を与えています。

激安水槽は、小さな魚の15匹には余裕ですが、生育してくると、魚にストレスなのか、激突する魚が出てきましたので、中型水槽に入れ替えました。

さて

魚にも、個性が有るのですね、餌をもらって満腹になると、落ち着くタイプや、食後、暴走行為をしたり、飛び跳ねたり、乱暴になるタイプ等、観察していると面白いです。

2匹に数が減ったと言うことは、13匹失いました。大方は、何らかの原因による衰弱でした。その次に多かったのは、白点病によるもの、そして、一匹だけ水槽の壁面への激突による顎の損傷で、口が使えなくなり、餌を食べられなくなって餓死しました。

白点病の時は、メチレンブルーと言う青い薬を買ってきて、真っ青な水で数ヶ月過ごしました。こんな感じです。

またこの時は、ネットで淡水より塩水が良く効くと言うのを読んだので、みそ汁よりしょっぱくなる位に、塩を入れました。手で二掴みか、三掴みの食塩を入れました。効果は徐々に現れて、総ての子赤を失う前に、白点病は収束する事が出来ました。

先ほど、魚にも個性が有ると書きましたが、何ていうか、「飼い主さんが来たよー」と仲間に声をかける立ち位置の魚がいました。

その他、衰弱した仲間を励まそうとする魚もいました。

水槽の中の水は、結構動いています。

水は、ろ過器や酸素のブクブクや、他の魚の遊泳により、常に動いています。

魚は何事も無い様に、ピタッと制止していても、高度な姿勢制御ができているからこそ、ピタッとしているのです。

周囲の水は、動いていますので、適切な姿勢制御が出来ないと、流されたり転覆したりします。

衰弱した魚は、姿勢制御が出来なくなりますので、漂う藻や木屑のように、力なく水槽の中で、流され翻弄されます。

そんな事になった仲間を助けようとする魚がいます。

衰弱した魚が漂ってしまいそうになると、支えようとする魚や、つついて、意識を戻そうとする魚がいました。

支えてもらったり、つついてもらうと、ふと正気に戻るのか、また自力で泳ぎ出します。

でも衰弱が進と、自力で泳ごうとするのですが、長続きせず、やがて反応が消えます。

反応が消えた仲間を、尚も正しい姿勢に戻してやろうとする魚がいました。

別の話題になりますが、

魚が、こっちを見ているなと思える時が有るんです。

明らかに、鮮魚コーナーなの死んだ魚とは、目つきが違います。

飼い主が、しょんぼりしていると、「どうしたんだ!、元気出せよ!」と励ましてくれている。(と思える)仕草をしてくれます。

魚って、眠りますし、居眠りもします。

大きな目をあけたまま、寝ています。

寝ている魚を、静にジッと眺めていると、ふと気づいて、「あ!、私居眠りしてないし。ずっと起きていたよ。」と言うような仕草をするときが有ります。

と、言うような事は、気のせいかもしれません。

でも、永い間、魚を飼っていると、そんな風に思ってしまう瞬間が、有りました。